土地転がし

ホームへ戻る > 土地転がし

一戸建てとトイレ
自分に合った住宅ローンとは
デザイナーズ住宅の選び方
女性の1人暮らし向けの間取りについて
注文住宅の間取りについて

かってバブルと呼ばれた時代に横行したのが「土地転がし」と呼ばれる投資方法でした。土地が価値を生み出すのは、原則として宅地なり商業地なり、農地なりという形で利用するか、若しくはその場所から温泉や原油でも湧くなどの資源が直接取れる場合ですが、景気や経済状況によってはその土地が本来持っているであろう価値と大きくかけ離れた価格がつけられて、際限なく高騰していく現象が起きます。社会が強い好景気になり、社会全体にお金が大量に出回っている状態になると、その資金は投資先を求めて動くようになります。土地はその性質上、保管に気を使ったり盗難を警戒する必要がありませんし、絶対的な価格が高くなりますので、そうした余剰資金が流れこむ先としては最適でした。一旦、投資先として資金が流入し始めると、「この先も価格が上がるだろう」という雰囲気が形成され、ますます価格は高騰していきました。その中で、自分自身は利用しない物件であっても、とりあえず購入して、価格が上がるのを待ってから売るという手法が一般化していきました。

しかし、元々確固たる利用価値の裏付けがあったわけではなく、ただ単に「この先も上がるだろう」という気分と、それを下地にした転売価値だけに支えられた高値がいつまでも維持されるわけがなく、1990年頃を境に急激な価格崩壊が起きました。問題が不動産投資だけにとどまればよかったのですが、多くの企業や個人、金融機関が暴騰した不動産を資産とみなしていたため、全社会的に経済混乱を巻き起こしたのでした。